総菜の偽装表示を見抜く

総菜の偽装表示を見抜く

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総菜の偽装表示を見抜く

1999年頃から流行して来たデパート地下食品売り場ブーム(略称「デパ地下」)に乗って、いまや大手のデパ地下に行けば、目眩がするほど豊富な総菜があふれかえり、かなりのグルメ気分が堪能できます。

しかし、残念なことに、総菜類は食品添加物の宝庫であり、原材料も一切トレーサビリティが確保できないブラックボックスになっているのが現状です。

ところで、織田裕二/柴崎コウ主演の映画「県庁の星」で印象的なシーンがありました。

民間人事交流で、地元のジリ貧スーパーマーケットに出向した県庁のエリート職員が、総菜厨房に配属になり、そこで見たものは、芽が出て売り物にならなくなったジャガイモでポテトサラダを作り、昨日の売れ残りのフライを薬液に付けて二度揚げして、激安弁当を作っている様子でした。

主人公は、「違反行為じゃないか!」と詰問しますが、「ウチみたいなスーパーは、こうしなきゃやっていけねぇんだよ」と開き直られます。

激安弁当に対抗して、主人公は厳選素材の高級弁当を企画して販売しますが、客は激安弁当ばかり買って行きます。かなりぞっとするシーンでした。

近年では、パッケージされた総菜類の原材料表示ラベルは、ほとんどが表と裏の2枚貼りです。

原材料が多岐にわたる上、食品添加物も多く、さらにアレルゲンの表示や、「遺伝子組み換えでない」表示(法律上は、遺伝子組み換えであるものについて表示することになっているのですが、イメージアップのためにあえてそう書いています)など、もはや小さなラベルには収まりきらない情報を表示しなければなりません。従って、どこまで正確に記しているか(省略していないか)を判断せねばなりません。

スーパーなどでは、よく「厳選素材」などと幟を立てて総菜を売っていることがありますが、そもそも新鮮な厳選素材なら、素材そのままで売った方がステイタスもあがるし、利幅も大きいはずです。なので私は一切信用していません。

デパ地下等で、よく厨房をガラス越しに見せて、作り立て総菜を売っているのを見ますが、これなら少なくとも、廃棄食材や売れ残りを売っているのではないことは明らかなので、ある程度信用してもよいと思います。

また、最近ではHMR(Home Meal Replacement)つまり家庭の食事に代わるものとしての総菜が注目されています。

後で説明しますが、個食の一般化や女性の社会進出を考慮すると、大いに推進すべき分野ではありますが、一方で食育(食に関する知識の涵養)の普及啓発や管理栄養士指導の下での生活習慣病の予防まで考慮した上での総菜類が出回るには、まだ相当の年月がかかると思われます。

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