ライフスタイルの変化

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ライフスタイルの変化

食生活とライフスタイルの変化(主婦が料理をしなくなったわけ)

かつては、女性は結婚して家庭に入り炊事家事育児を行うのが常識でした。憲法では男女の本質的平等が謳われていても、役割上は男が外で働き女が家庭を守るというスタイルが一般的でした。

そして昔は現在のように、スーパーでも総菜をそれほど多く売っている訳ではなく、料理は主婦が材料を買って来て作るものでした。

しかし、男女雇用機会均等法(昭和47年法律第113号)が施行され、雇用における女性差別が撤廃されたことにより、女性の社会進出が少しずつ増えて来たのです。

本格的な施行と運用は1986年頃からになりますが、働く女性をバックアップするには、家事労働の手間を省くサービスが必要になって来ます。この頃からスーパーの総菜類がバラエティ豊かなものとなり、家庭の食事は「レンジでチン」して食べるものになって来ました。

そして1999年には男女共同参画社会基本法(平成11年法律第78号)が施行され、各省庁と地方自治体を巻き込む形で毎年度の一般会計予算の1割以上(約10兆円)が投入されています。

この法律及び予算投入には批判も多く、女性の中でもかなりの割合があまり積極的関心を持っていないとも言われています。

この頃になるとスーパーで販売される総菜は、直営もテナントも含めて、極めて多彩になって品揃えが充実し、もはや家庭の料理は一切しなくても食生活は維持できる時代になっています。せいぜい「体内美容」の観点から、野菜料理をたまに作るだけという女性が増えている程度です。

さらに時代は進んで21世紀、一家揃っての食事というものは崩壊し、夫は会社出入りの弁当屋で買った弁当、専業主婦は友人と外でランチ、息子や娘はファストフードという具合に、個食(家族バラバラ食事)の時代になって来ます。

給料日前で金がなくなれば、インスタントラーメンやレトルトカレーでしのげるのですから。本当に便利になりすぎたのです。人間は便利なものにはすぐに飛びつくものですから、飽食の時代を超えて、「崩食」の時代になっているといえましょう。これを憂慮して食育基本法が制定されたのもうなずけます。

スーパーやデパートの総菜コーナーが、栄養や安全を考えて総菜を提供してくれるのであれば、本当に家庭料理などは必要なくなるのでしょうが、残念なことに総菜の原材料は廃棄寸前生鮮食品の絶好の処理手段となっていることが多く、偽装の温床となり、非常に始末が悪いのです。

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